昨日、4月16日  ハイエースの2列目シートを外し、 めいいっぱいの荷物を積んで、 デグナーさんのヘルグッドミーティングに参加させてもらってきました。 昨年は朝の豪雨と昼からの強風でなんにもできませんでしたが、 今年はとても良い天気で風も心地よく やりたかった展示を思い通りにやらせていただきました。  昨年のものすごく強かった風を想定して 板のパネルと棒で補強し、 ブロックと枕木を重しに。 安売りのやわなテントが簡単な要塞と化したのは良いのですが、 今度は風通しが悪くて暑い! そこまではさすがに考えておりませんでしたが、 風で吹き飛ぶよりはマシです。    テント裏のハイエースに さりげなくWLAを立て掛けたりしてアピール。 楽しく展示させていただきました。 訪れていただいた皆様、ありがとうございました。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 そして、 デグナーのスタッフの皆様に感謝。  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  
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朝、まだ早い時間です。  天神さん前から比叡山がとても美しく見えました。 しかし そんなのん気なことを言うてられるのはこの時間帯だけでした。  京都の市内中に延々とならぶコーンたち。 世の中にこんなにもコーンが存在するのか・・というほどのおびただしい数です。  そう、今日は京都マラソン。  私の目指した場所には何やらビニールに包まれたこれまた大量の荷物。 *10tトラックの列から放出されていました。 そうです、ここはマラソンのゴール地点である平安神宮! しかし、 自分はマラソンの感動のゴールを見届けにきたわけではなく・・  母校、京都芸大の卒展を見に来たのです。 (はがきを頂いたYさん、ありがとう!) でも、岡崎公園は封鎖状態。 地下駐車場は完全封鎖。。 ゴールですからここの封鎖は10時過ぎから6時間ほど続くそうです。 自分は早い時間をねらって美術館にたどり着くことは出来ましたが、 地方から今日見に来られる親御さんなどほんまに困るでしょうね。 しかもおそらく美術館に入ることの無い方ばかり一万人以上が集います。 なぜ11日(火)の建国記念日に開けていないのかもかなり不思議でしたが 12日(水)からスタートして最終16日の日曜日がこの状態では・・。 しかもマラソンの方が後から日程が決まっているのは明らかですから 卒業生としては、ちと寂しい。 *それとも集客をねらっている?・・わけないですね。 美術館から美術館の別館方面に交差点を渡ることが出来ないのですから・・ この展覧会は卒業作品だけでなく、現役生全員の作品が展示されています。 学生は皆、かなりの想いを持って制作に臨んでいます。 行政からすると芸大など・・ということはこのご時世何かとあるとは思いますが 歴史のある市立の芸大なのですから、 なんとかきちんとした形の展覧会だけは守って欲しいです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  
母校、京都芸大の作品展を見に行ってきました。 卒業してしばらくは下手にいろんなことを考えてしまうので、見に行くことを避けていた時期もありましたが、 近頃はワタクシもおっさん化してきたのか楽しんで見させて頂くことが出来るようになりました。  後ろの京都市美術館です。 *飾り付けのシステムが古すぎていよいよ内部の改装を予定しているそうです。さて、もちろんまず初めに入ったのは日本画の部屋でしたが、 びっくりしました。 レベルが高い。 技術もさることながら、何が良いって皆自由に描きたいものを描きたいように描いて伸び伸びしているように感じたことです。 僕らの時は先生方が偉大すぎて (今の先生がそうじゃないと言うわけではありません)、変なところだけめちゃめちゃ影響を受けたり、 あれやっちゃダメ、これやっちゃダメなんて自分たちで山や壁を作ったりしていたような気がします。 日本画ってもともと世界の狭い印象がありましたけど、実際みんなありもしない無駄な後ろ指に苦しめられました。 ちょっと変わったことをすれば『しなくていい背伸びをしてる』と思い思われ・・。 でも、この作品展ではそんな狭さをあまり感じませんでしたよ。 今の先生方は学生達に『今』と『人』に合った良いお話をされているのでしょうね。 それとも学生達が全く言うことをきいていないとか! もちろん人それぞれでしょうが、みんなしっかり真面目に描いているので 私のように全くきかないなんてことは流石に無いでしょう。 (院生のとき日本画なのに石膏の塊を出品しました。。ただのバカです。。)しかしながら、どのような講評などされているのか大変興味がわきました。 学生の皆さんにはいろんな話を聞いて描いて、自らが信じる想いをしっかり拡大させてほしいです。 *ご案内いただいたYさん、ありがとう! 今年の会期の確認をしていなかったので危なかった、助かりました! (今度二回生になる教え子二人は送ってこなかった!まぁ男の子はそんなもんか・・) 諸事の合間に出かけましたので 時間がなく雰囲気を感じる程度にしか観覧できず申し訳なかったのですが、 見に行ってよかったです。私にとってもとてもいい刺激になりました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    それにしても院生の服部さんのセンスは凄まじい・・ 私と同級のM氏の特別なセンスを思い出しましたが、それ以上のものを感じます。 うらやましい!! *服部さん:クラスは違いますが娘の幼稚園の先生の娘さんだったりします。。世間は狭い。
 平安神宮の大鳥居。 と言えば、 この鳥居を挟んで立つ、京都市美術館と国立近代美術館です。 何年ぶりかの『京都市立芸大作品展』 (京都市美術館)を見に行ってきました。 なっ! なつかしい! 『ニワトリ』、日本画一回生の名物課題・・・。 17年前に私も描きました。  先輩として偉そうにアドバイスさせてもらえるなら、 『いろんなことに疑問を持ちながら素直に努力して下さい』 といった言葉が思い浮かびます。 そして! 学生の頃にタイムスリップしたかのような組み合わせでした。 当時本気で憧れた『麻生三郎』さんの展覧会。 (国立近代美術館) 展示階への階段を上るうちから、身震いがしました。 学生時分、麻生さんの作品からつかみ取りたかった 『赤』。 どうしてもつかみ取ることは出来ませんでした・・・。 やはり、この麻生さんの『赤』をいざ目の当たりにすると、 完全に納得のいく作品を作り出していくことへの憧れや、いまでもそれに近づいた実感のないことへの悔しさなど、 様々な感情が心の内を渦巻きます。 「確かに『ニワトリ』からは離れることはできたが、憧れは憧れのままで、 今も何にも届いていない。」 この十数年間が変わったようで変わっていない。 そんな想いに捕われながら、今までを振り返っておりました。 しかしながら同時に、 麻生さんの言う『凝視と解体』を *凝視と解体の力が同じくらい迫ってくるというそのことがレアリスムだと私は考える。もしも、この二つの質のちがった、方向の逆なものが、一つの平面のなかで生きていないのなら、その絵はもぬけのからの絵画になろう* (麻生三郎『芸術新潮』18巻12号、1967年) 自分なりに考え、 ”与えられた事柄全てを凝視”して、いつも”自分の解体・蘇生”をしっかりと繰り返してきたことが、結果的に、強い『今』のリアリズムを生み出しているということだけは、 かろうじて感じることもできました。 <果たして、私の作品はこの二つのベクトルを、『力』として持ち合わせているでしょうか。> ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー   
本日は京都劇場で芸術鑑賞として、 劇団四季の「春のめざめ」を高校生に団体鑑賞です。 でも、そこは学校の話題として 離れさせていただくとして、 その前に時間があったので寄らせていただきました 伊勢丹の7階、美術館「えき」KYOTOで、 現在開催中の”ブリューゲル版画の世界“の話題です。  私は前にも書きましたが、 ひねくれ者ですので、 めったに図録など購入しないのですが 思わず購入してしまいました。 ブリューゲルといえば、教科書にも登場する世界の作家ですが、 (主に油絵が登場します) 今回の展覧会は「版画」、 しかも、風刺画的なものだけを集めているような印象でした。 450年前~400年前に、ベルギーの一人の作家が、 世の中と宗教を風刺しています。 見ていて、面白いなんてものではありません。 歯ぐきの奥がうきうきして、 体中がゾクゾクしてきます。 数枚の版画が語る“時代とそのときの人々の想い” 想像力を掻き立てるにはこれ以上のものはないでしょう。  *ブリューゲルは農民たちの生活を多く題材にしたことから、「農民画家ブリューゲル」とも呼ばれたそうです。  *この展覧会ではこの絵は展示していません。好きな絵なので勝手に載せました。 (参考:Wikipediaより)
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