8月のバイク映画鑑賞につづいて、
9月は黒澤映画を見まくりました。
用心棒
七人の侍

椿三十郎
虎の尾を踏む男達
隠し砦の三悪人

まあだだよ
羅生門

どん底
天国と地獄
姿三四郎

続姿三四郎
スキャンダル
赤ひげ
生きる

影武者
静かなる決闘
野良犬

乱
生きものの記録
悪い奴ほどよく眠る
蜘蛛巣城

酔いどれ天使

どですかでん
わが青春に悔なし

素晴らしき日曜日

一番美しく

以上26作品です。
本当に素晴らしい映画ばかりで
とにかく、どれもこれも内容が濃いです。
一作一作鬼気迫る緊張感があります。
とくに、“間”の中に潜む
独特の空気感には、登場人物の気持ちを読もうとする、こちらの想像力をかきたてるには十分すぎるほどの雰囲気が漂っています。
そして、場面ごとに言いたいことがはっきりとしていて
質の高い演劇を鑑賞しているような気持ちが湧きあがり、
その場に包まれて、まさに人物たちに出会っているかのごとく錯覚させてくれます。
奇想天外な話の展開による面白さというよりは、
ちっとも無理のない自然な展開から、日常の中にあるようなごく当たり前の人々の心の動きを白日にさらすことによって、言わんとすべきことを確実に伝える。
これには、脚本展開にしろ、役者の演技力にしろ、ものすごく緻密なことがたくさん行われているように強く感じました。
これぞ映画!です。
*言葉が大事に使われていて、“日本語が美しい”ことも印象的でした。
さすがは世界の黒澤監督です。
次も見たい、もう一つ見たいと思ううちに、26作品続けざまに見まくってしまいました。
今回初めて鑑賞した作品が多く、「なぜ今まで見ていなかったのか」恥ずかしくなってしまうほどでした。
*画像は全てWikipediaより
スポンサーサイト
これまた、ちょこっとだけ学校の話題です。
今日は体育祭でした。
下の写真は生徒達が造った大きなパネルを撮影したものです。
(写真が小さくてごめんなさい)

このパネル、
顔料に膠(にかわ)を混ぜて色付けしています。
私の勤める学校では文化祭や体育祭で何か物を作るとき、伝統的に“膠と顔料”を使わせています。
古くさい話ですが、メリットがたくさんあります。
*床など汚れてもすぐ洗い流せる。
*なんと言っても、ペンキなど使うより安く済む。
*伝統的な画材に触れることができる。
膠なんて普段の生活で使うことは、まあ無いでしょう。
*もちろん膠の使い方は、日本画を教える美術教師である私が影で指導しています。
(どうも“影”で仕事をすることは性に合っているようで・・・)
学校の話題はこれぐらいが限界?かな。
そして突然ですが、
このパスタ
何に見えます?

答えは「トナカイ」だそうです。
私はセミにしか見えませんでした。
でもよく見ると耳がありますね。
キッズキッチン
“つくりびと”としてのプライドが許しませんので
早速、彩色してみました。
どうでしょう、
少しはカントリー調を脱することができたでしょうか?


蛇口の色だけまだ悩んでおります。
今日は代休をもらいました。
(9月の休みは全て代休で三日でした)
といっても、朝少しだけ仕事してきましたが・・・、
と、愚痴っていてはいけません。
お休みの日は手作り!です。

むすめっ子のためのキッズキッチン
一日でなんとかここまで作り上げました。
「ヨーロッパの雰囲気で」と嫁さんからオーダーされていたのですが、
廃材を利用してお金をかけずに作っていたら
ものすごくカントリーな雰囲気になってしまいました。

蛇口とコンロのつまみは回転します。
(ごとくは一つですが、つまみは三つです)
*色を塗ればなんとかヨーロッパな雰囲気になるかな?
どうしてもやりたくなったので
子供達のサッカーと、中学生のバスケットの合間をぬって
アトリエのカウンターテーブルの色をぬりかえました。

前は無垢の色のままだったので、ずいぶん落ち着いた感じになりました。
*テーブル中央の白いものも、むりやりですが紹介いたします。

ドウェイン・ウェイドさんです。
バスケ好きなら生唾物のはず?です!
2006年NBAファイナルのユニホームに塗り替えた(もとは黒いジャージでした)上、
全く似ていなかった顔を整形まで施しました。
当時のつくりたいという強い欲求に任せた自信作です。
さらに、
こんなものもイメチェン(最近聞かない?!)です。
Before

After

2個セット

学校で石膏像を注文したとき、梱包材のスポンジを取っておいた物と
ずーっと前に買ったやっすい合革の余りでイメージチェンジ!
“ちょっとの手間でグッドな感じ!+お金をかけずに物欲を満たせ!プロジェクト”
です。
ナックルカスタムを描きました。
ものすごく美しい仕上がりのバイクを描かせてもらったのですが・・・、
そうなんです!
気になることが一つ、
カスタムバイクは“カスタムビルダーがつくったバイク”
なのです。
勝手に作品にして、売るわけにもいかず・・・、

Knucklehead Cusutom 910×580mm
描いている時は最高に楽しいですし、本当に私の表現にぴったりで
嬉しくてニコニコしてしまうのですが、
出来上がった作品をどうしましょう?
現在製作中の作品です。

エンジン部分がほぼ出来上がりましたので、途中経過を部分ですがお見せします。
*それにしても、このヘッドは美しい。

↑こちらもクリックお願いします!