雨の日に車を運転していると
必ず、
『雨の中嶋』というフレーズが頭に浮かびます。
雨になるとめっぽう早い中嶋悟。
子供心にカッコ良かったんですよね。
ず〜っと頭の側壁にこびりついている言葉です。
〜さて、〜
新しい作品を描き出しました。

アリ・バタネンとフォード・エスコートRSです。
土煙を本気で表現してみようと思いこの構図にしました。
近頃車を描こうという気持ちが強いのですが、
車を描いていて難しいことの一つに、
『長さのバランス』があります。
ということで、突然の
バランスクイズ!↓皆さん一度やってみてください↓
この絵の車体の長さの中心はどこになるでしょう?ぜひ、目測でどのあたりになるかやってみてください。
これが目測でピタッと合わせられる人は
車の絵なんてすぐに描けるでしょう!正解は、
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ここです↓↓↓

どうでしょう。
ぴったりの場所を指すことができましたか?
皆さん、ドアの付け根のラインぐらいを中心だと思いませんでしたか?
とても感覚の良い人でタイヤの上のROTHMANSロゴのNくらいを考えたのではないでしょうか。
実は結構左寄りに感じる場所が中心になります。
車を描くとき、この感覚のズレが少しでもあると
どんどん細かなところに影響して大きくなり
全体のバランスがぐちゃぐちゃになっていくのです。
本当にここは苦労します。
でもまあ、車を描く多くの作家は
Photoshopか何かで加工した画像を白黒印刷して、
その上からアクリル絵具で彩色したものを作品としていますので
こんな苦労はしないでしょう。
しかし自分としては、どう頑張っても少しばかり生じてしまうこのズレが
本物の絵画を作る大事な要素だと考えています。
写真のままだとカッコ良く仕上がりますが、
(それなら写真でイイ!)ほんの少しズレがあると、ほんのりふわっとなるんです。
せっかく日本画という超アナログな描き方、
しかも全てフリーハンドで描いておりますから
絵の具の質感とともにこの穏やかな錯覚の味にもこだわりたいところです。
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父の日ということで
娘っ子がチーズケーキ作ってくれましたが、
それをブログに載せろとうるさいのでアップします。

見た目もなかなかで、味もなかなか。
算数とかちょっとあれだけど
ものづくりは得意だネ。
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2月から描き始めていたノートンですが、
ついに完成しました。

Norton CS1(1810×920mm)
久々のベニヤ板サイズの作品です。
以前、大きな作品も小さな作品も手間はそれほど変わらないと申しましたが、
やはり大きい作品はそれなりに時間がかかるということが判明いたしました。
しかしながら、じっくり時間をかけたぶんイイ作品になりましたよ。
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