母校、京都芸大の作品展を見に行ってきました。
卒業してしばらくは下手にいろんなことを考えてしまうので、見に行くことを避けていた時期もありましたが、
近頃はワタクシもおっさん化してきたのか楽しんで見させて頂くことが出来るようになりました。

後ろの京都市美術館です。
*飾り付けのシステムが古すぎていよいよ内部の改装を予定しているそうです。さて、もちろんまず初めに入ったのは日本画の部屋でしたが、
びっくりしました。
レベルが高い。
技術もさることながら、何が良いって皆自由に描きたいものを描きたいように描いて伸び伸びしているように感じたことです。
僕らの時は先生方が偉大すぎて
(今の先生がそうじゃないと言うわけではありません)、変なところだけめちゃめちゃ影響を受けたり、
あれやっちゃダメ、これやっちゃダメなんて自分たちで山や壁を作ったりしていたような気がします。
日本画ってもともと世界の狭い印象がありましたけど、実際みんなありもしない無駄な後ろ指に苦しめられました。
ちょっと変わったことをすれば『しなくていい背伸びをしてる』と思い思われ・・。
でも、この作品展ではそんな狭さをあまり感じませんでしたよ。
今の先生方は学生達に『今』と『人』に合った良いお話をされているのでしょうね。
それとも学生達が全く言うことをきいていないとか!
もちろん人それぞれでしょうが、みんなしっかり真面目に描いているので
私のように全くきかないなんてことは流石に無いでしょう。
(院生のとき日本画なのに石膏の塊を出品しました。。ただのバカです。。)しかしながら、どのような講評などされているのか大変興味がわきました。
学生の皆さんにはいろんな話を聞いて描いて、自らが信じる想いをしっかり拡大させてほしいです。
*ご案内いただいたYさん、ありがとう!
今年の会期の確認をしていなかったので危なかった、助かりました!
(今度二回生になる教え子二人は送ってこなかった!まぁ男の子はそんなもんか・・)
諸事の合間に出かけましたので
時間がなく雰囲気を感じる程度にしか観覧できず申し訳なかったのですが、
見に行ってよかったです。私にとってもとてもいい刺激になりました。
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それにしても院生の服部さんのセンスは凄まじい・・
私と同級のM氏の特別なセンスを思い出しましたが、それ以上のものを感じます。
うらやましい!!
*服部さん:クラスは違いますが娘の幼稚園の先生の娘さんだったりします。。世間は狭い。
いつもながら^^楽しく拝見させていただきました!
(院生のとき日本画なのに石膏の塊を出品しました。)
めちゃめちゃ気になるんですけど^^どんな作品なんでしょう?
お写真は残っていませんでしょうか?^^秘密で見せて頂けたら幸せます!
手打ちそば蕎友館 井出明久さん、ありがとうございます。
石膏で顔やら腕やらを実物以上の大きさで作り、石膏を塗りたくった150号の画面に貼りまくりました。
重さがおそらく150kgぐらいにはなったと思います。重すぎるので画面を分割して作りはしたのですが、搬入が大変で周りにはとっても迷惑をかけたことを覚えています。
しかし残念ながら当時、カメラなども手元になくて写真を自分で残した記憶がありません。
図録に載っていたような気がするのですが、それも定かでなく・・
一度探しますのでもし見つかれば突然メールしますね!
作品展ですか!
最近はどんな作品があるのかなあー
気になります。
あたしは専門学生のときは浮世絵と現在のをミックスしましたけど。
好きな作品をのびのび描かれているのっていいですね。
ベルボトムさん、ありがとうございます。
いろんな作品があって全部しっかり見ようとすると時間が足りず困ってしまいます。
ベルさんの学生時代の作品も見てみたいですね。
それとアメリカの美術館やギャラリーってどんなですか?
また機会があったら教えてください。
記事を発見するのが遅すぎたやも!ですが、今回の制作展に足を運んでくださりとっても嬉しいです。
講評についてですが、おっしゃる通りのびのびと描かせてくれるという先生達の趣向は確かにそうだと頷けます。本当にありがたいことだと、この回のブログを拝見して、しみじみそう思いました。また、先生と先生の教え子君達ともお話したいです。それから、今先生は描かれているバイクとカリョウビンガ!!ステキですね!カリョウビンガに惹かれているこのごろですので、完成を楽しみにしています。夜分遅く失礼しました!
yodaさん、ありがとう!
うらやましい!記事にも書いたけど僕らの時はなんだか自由じゃない雰囲気があったのです。今、芸大行きたい!
でも芸祭はオールナイトで無いとか・・。って、関係ないですね。教え子君は二人ともデザイン科にいます。今どうしてるか私も近況が聞きたいです。
カリョウビンガは依頼主の方の「描いてほしい」との想いを受け取って描くことになりました。
バイクに長く乗ってこられた方の選ぶ極楽浄土なモチーフです。こういう空想の存在はそれぞれの見方によってずいぶん形を変えます。依頼主のイメージと重なるかどうかが一番気がかりだったりするのですが、下書きの状態で気に入ってくれているようなので一安心です。
そういえばバイクを描いている三回生がいましたね〜。みんなで一緒にお話しできる機会があると楽しいでしょうね!
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