アゴスチーニとYZR500

02 09, 2015 | Yamaha

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完成しました。

1975年ヤマハに、と言いますか日本のメーカーに500ccの個人タイトルを初めてもたらしたジャコモ・アゴスチーニです。



YZR500 & Giacomo Agostini

アゴスチーニは言わずと知れたイタリアの英雄です。*もちろん自分はそんなに詳しいわけではありません・・すんません。。
MVアグスタで7年連続のワールドチャンピオンに輝いた後、
ヤマハに移籍して2年目でタイトル獲得。
500cc、350cc合わせて優勝回数122回は未だ破られていない記録です。
(ロッシがあとちょっと!!)

73年の大事故でその年の残りのレースを自粛し、74年も参加が危ぶまれたヤマハにアゴスチーニが自らオファーしたそうです。
フィル・リードにエースの座を奪われたのが主な要因だとか・・
それでも2年でヤマハを優勝に導いたのはすごいと思いますが
そのカゲに第2ライダーである金谷秀夫さんの存在が・・

この時代、日本のメーカーとしては『日本人の第2ライダー』が活躍することは好ましくなかったのですね。。


・・今でもやっぱりそうなのでしょうか。



〜○〜
さて、前回の記事で『』について少しだけ触れましたが、
今回はもう少し専門的に。


実は一言で『』と言っても
水彩画(日本画)のように絵具を透明のものとして認識して使う描き方と
油彩画やアクリル画のように主に不透明なものとして絵具を使う描き方では
同じ『』でも使い方が全く変わるのです。

*絵具を鮮やかに使うための大事な『ミソ』だったりしますので、
 描く人は押さえておいて欲しい事柄です。(かなり限定的!)




もともと透明のフィルターを画面に重ねていくように絵具をかけていく水彩画では
』い絵具は色を濁らせる不透明な存在で、薄く描く場合など全く必要のないこともしばしば。

enogu_201502102025250ce.jpg
*水彩画(日本画)では微妙な色合いは絵具にまかせ、白のかわりに『水』の混ぜる量を考え透明感を調整します。
 ちなみに色の名前は左から『浅葱、草群緑、錆白群、緑青、白緑、花白緑、黄口白緑』


反対に油彩画では絵具をパレットでしっかり混ぜてからキャンバスにおいていきます。
このため『』は色に透明感を与える材料となり、絵具の中でも最も重要で、自然な色合いを出すためには必要不可欠な存在となります。

enoguparetto.jpg
*油彩画では他の絵具に常に白を混ぜます。


ふまえて、描くときの意識として
』は、水彩画では不透明だと考えて、画面の『奥』に対して手前側(こちら側)を描くときに使うのに対し、
油彩画では透明感を出す物と考え、奥行きを出すために絵具に混ぜるもの、と考えるとべストです。

両方の『』の素材自体は
炭酸カルシウムや鉛白、チタンなどで全く同じ原料ですが
同時に使用する他のカラー絵の具や溶材で、使い方が大きく変わるのがおもしろいところですね。
*デジタルの世界ではこういうことは学べません。アナログ万歳!!



もちろん、
油絵でもオイルをたっぷり使って薄く透明感のある塗り方をしたり、ハイライトを入れるときなど
使い方によっては当てはまらない場面もありますが
基本的な事柄として覚えておくと『描くとき』や『見るとき』に必ずやお役に立つことでしょう!!


でもごめんなさい。これは『描く人』でないとかなり難しい話題ですね。
美術の先生でも「奥行きを表現したかったら白混ぜろ!」と簡単に言ってしまう方もいらっしゃいますので
芸大生ぐらいが対象でしょうか。。


結局、言いたいことは
油彩画で『』は極めて当たり前の存在なのに対して、
日本画(水彩画)での『』は極めて扱いの難しいものだということです。

自分は油も彫刻も何でもやりますが、これからも特に日本画にこだわるなら
この『』に最もこだわっていこうと決意したりしています。

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藤岡秀夫

Author:藤岡秀夫
1999年に京都市立芸大・大学院・日本画を修了。
美術教師兼、オートバイを描く日本画家。
Vintage Harley-Davidson、Classic-Motorcycleなど描きます。

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